誕生日のプレゼント

9月17日は、私の62歳の誕生日でした。(実は、亡くなった私の父も、同じ誕生日でした。)でも誕生日を迎えて喜んでいたのは、もうはるか昔のことです。
 歳のせいか、最近は、私と同じ年齢を迎えた時、父は何を考え、どんなことをしてたんだろうと思うことがあります。

 先日、義母の家を訪ねました。
嫁さんに「この前の誕生日のお返しは要らないから」と言っておいたのですが…義母らしいプレゼントが待っていました。鯛のおかしらとスイカです。「赤飯は、もち米を切らしていたので作れなかったので、次に来た時作っておくから」と言われました。何かいいことがあると、すぐに赤飯を作る母です。

 家に帰って、さっそく、焼きました。魚の匂いに反応して、愛猫「クー」をはじめ、猫たちが落ち着きません。生きのいい魚で、実に美味しい誕生日の食卓になりました。義母に感謝です。

 「誕生日というのは、自分を生んでくれた人を思い出す日です。」とさだまさしが言っていました。もっともこれを最初に言った人は、映画評論家の淀川長治らしいですけど。