親友K氏と「こんにゃく作り」

 田舎から帰る前日、兄夫婦と私たち夫婦で鍋をしようということになった。野菜を買うことになったが、私は急に、友人のK氏のことを思い出し、電話をかけた。「図々しいお願いだけど、白菜とネギちょうだい」と言うとK氏は外出中だったが、「どうぞ どうぞ 今、大島だから帰ったら持っていくよ」と快い返事。
 「そういえば、今日は、田舎の同級生たち10人で、早期退職して漁師になったM氏をのところで魚を食べるという話だった」ことを思い出した。
 申し訳ないので、彼が帰ってきてから取りに行くことにした。家に行くと新鮮な白菜、ねぎ、春菊を用意してくれていた。そして、漁師になったM氏からもらった生きたタコももらった。
 さらに「こんにゃくも持って帰ってよ!もらってくれんと困るんじゃけえ」結局大きなこんにゃくをまたまた、もらうことになった。
 考えてみれば彼には、お世話はになってばっかりだ。
家に帰ると、他の友人から、みかんや海老せんべえのお土産が届いていた。温かい鍋の前に心も温かくなった。嫁さんの作ってくれた新鮮なタコの刺身と鍋で満腹になった。

 今朝、彼にもらったこんにゃく芋で今年4回目のこんにゃく作りを始めた。
これで、母の手作りこんにゃくは、ちゃんと受け継いだなと確信した。みなK氏のおかげである。