牡蠣オコ

 先日、木曜日(文化の日)、いい天気だったので、思いつきですが、岡山備前の日生(ひなせ)に嫁さんを連れて行ってきました。本当は、水、木と和歌山の方の旅行を計画していたのですが、義母の入院で行けなくなり、その埋め合わせです。
 日生というのは、兵庫県赤穂市と隣接した港町で、ここから小豆島行きのフェリーも出ています。魚介類が新鮮で、牡蠣やシャコが有名です。神戸から車で1時間、手ごろなドライブでした。お目当ては、もちろん、牡蠣を食べること。昨年も閑谷学校へ紅葉を観に行った帰り立ち寄った記憶があります。
 のどかな港町を散策して、「五味の市」を目指して歩きました。途中、ホタテの貝殻が整然と積み上げられた道を通り抜け、「五味の市」につきました。

 バーべキュー会場では、みんな思い思いの食材を買って、楽しんでいました。お目当ては「殻付き牡蠣」のバーべキューでしたが、解禁になったばかりで出荷も少なくもう売っていませんでした。

 では、今、B級グルメで脚光を浴びている「カキオコ」を食べに行こうということになり、市場の親切なお姉さんに「牡蠣オコマップ」をもらい、お薦めの店「きまぐれ」を教えてもらいました。
 少し街のはずれにありましたが、店先では、何人もの人が待っていました。奥に座って食べる場所はありましたが、鉄板の牡蠣を食べる席は4席しかありません。あえて、その席で食べることにしました。途中諦めて帰る人もいましたが辛抱強く待ちました。
 店の外で待っていると、通らしい人が「ここの牡蠣オコが一番牡蠣をたくさん使っている」と言っていました。その通り、気風のいいお姉さんが、休むことなく、牡蠣大盛りの「カキオコ」を焼いてくれました。ジューシイな牡蠣が口いっぱいに広がり最高の味でした。「キャベツが隠れるまで牡蠣を乗せるのが、この店のこだわりです!」納得しました。

 食べ終わって外に出た時、来た時よりもっとたくさんの人が待ったいました。「いい時に来たなあ」って二人で言いました。