田舎暮らしと友との再会

 私が帰省すると、K氏からいつも食事の誘いがあります。彼の奥さんも同級生ということで、田舎の情報は、彼の家に行けば大抵わかります。
 今回は、幼馴染のU氏と高校の同級生であるM氏も加わって楽しい会になりました。
 M氏は、東京の某大手の製薬会社を退職し、4月から奥さんの許可をえて、帰省しています。彼の家は、私の実家から車で20分位かかり、車1台がやっと通れる、人家もまばらな、ひじょうに辺鄙なところにあります。
 彼の帰省は、田舎で一人暮らしするお母さんの親孝行が目的だったのですが、彼が帰る直前に、お母さんが骨折して、結局、病院に近いお兄さんのところに行ってしまったということで、今は田舎で一人、野菜を作り、暮らしているそうです。しかし、今回の田舎生活は、長年、東京で生活してきた彼にとっては、故郷の良さを思い出すいい機会だったようです。
 前々からM氏が私に会いたがっているということで、K氏のお世話で、今回やっと実現しました。実に40年ぶりの再開です。
 高校時代の話や家族の話、田舎暮らしの話、話題は尽きません。彼とは高校時代3年間だけの付き合いでしたが、卒業してからもずっと付き合っていたような、そんな親近感を覚えました。
 主催者のK氏は、M氏や私のように、「田舎を愛し、親のことを気遣って、しょっちゅう帰ってくる友達を持ってうれしいよ」と語りました。刺激の少ない田舎で、K氏にとっても旧友との語らいは楽しいもののようです。
 M氏は10月まで田舎に滞在し、その後、東京に帰るそうです。その日、K氏から習った「こんにゃく作り」はいい土産になると御機嫌でした。
 10月また、K氏の家で集まろうという話になりました。60歳を越したおっさんが「○○ちゃん」と語りあう様子は第三者から見ると奇異に映るかもしれません。

★もやしの中華和え作ってみました!
①にんじん、きゅうり、ハムを千切りにする。
②もやしと人参を一緒にゆで、茹で上がったら、水で冷やし、絞って水分をとる。
③ボールに入れ、醤油大1、酢小4、砂糖小2、ごま油小2ラー油小1/2、いりごま小2を加え、よく混ぜ、塩を適量加える。
※安い材料で、簡単にできました。