美味しいワラビの料理方法






①戴いたワラビ
②あく抜きをする(タンサンを加えゆでる)
③色濃く緑にゆであがったワラビ
④ごま油でいためる
⑤盛り付けたワラビ

 田舎に帰る度に、いつも幼なじみのK氏が声をかけてくれます。彼は高校の校長を退職後、奥さんと二人のんびり、農業を楽しんでいます。田舎の情報はほとんど彼から聞いています。「今晩どうかね」その一言で、必ず一度は彼の家で夕食をとります。昔の話、親の話、同級生の情報、海外旅行の話など話題はつきません。
 田舎に帰り、色んなことに挑戦しようとしていることも、彼の影響もあるのかも知れません。

 その彼からワラビを戴きました。奥さんがわざわざあく抜き用のタンサンまで付けてくれました。彼の言うように、ゆでている鍋にタンサンを入れるとさあっとワラビが緑色に変わります。感動しました。
★ここからは私の得意分野(?)
彼にもらったワラビの料理方法を工夫してみました。タケノコと一緒に煮るのは定番なのですが、ほかに違った方法はないものか。油揚げと一緒にフライパンで、ごま油を入れて炒めながら、みりん、酒、砂糖少々、だしの素、そして塩こしょうで味を調えてみました。初めての試みにしてはとても美味しく仕上がりました。(あくまで独りよがりな感想ですが…)
この味を1人で味わうのはもったいないと、車で20分かけて、一人暮らししている叔母に食べてもらいました。(叔母は若い頃は料理で生計を立てていたことがあります。)叔母は「美味しい!美味しい!」と喜んでくれました。(実は田舎に帰るたびに、この叔母には料理を作って届けています。)
 調子に乗り、K氏の家にも届けました。奥さんが「こんな料理の仕方もあるんじゃねぇ。今度やってみよう。」と言ってくれました。
 私が神戸に帰る日、K 氏は、わざわざ畑に行きワラビを収穫して、もう一度届けてくれました。彼の友情に感謝しています。