花自慢”新芽発見”

 この時期、たくさんの花々が芽を出します。花粉症のことを除けば、最高に素晴らしい季節です。
 ”花づくり”が趣味というのは、自分の育てた花々を、人に披露することが一番の喜びだということを最近素直に認めるようになりました。
 退職して1年が過ぎましたが、毎日、花たち(そして猫たち)に囲まれ、私は何と幸せなんだろうと思っています。
 園芸店できれいに咲いた花を飾るのもいいのですが、過去に植えた花が毎年芽を出し生長する姿を眺めるのが、何より楽しいのです。
 私の花好きは、たぶん母親から譲り受けたものなんでしょう。最近、子どもの頃よく目にした花が、我が家の庭にも沢山根付いています。母から譲り受けたものありますが、おそらく潜在的に残っていて、育てているようにも思います。
★今、エビネが新芽を出してきました。田舎から2株持って帰ったものが、随分沢山増えました。もう少しするときれいに開花します。それを待つのも一つの喜びです。
★今、アケビの花が咲いています。アケビは子どもの頃山には入ってよくとって食べた記憶があります。アケビ棚を作って育てていますが、フェンスにも絡まっています。アケビのつるでかごやリースもできますが、そこまでは手が回りません。せいぜい猫の遊び道具です。
★駐車場の横にレモンがなっています。亡くなった妻のために植えたものですが、この時期、小さな新芽が出始めます。人がやってくると、見送るとき、レモンを一つプレゼントすると喜ばれます。
★庭植えしたクリスマスローズの根元をみると、タネが落ちて新芽が何本も生えているのを発見して感動しました。やはり鉢植えしたものより直植えしたものの方が、たくましいですね。育てていくと3年後には、きれいな花が咲くはずです。
★すかし百合も芽を出してきました。花が終わって茎が枯れた頃、増えた球根を並べ直して、肥料を与えます。
★小さな畑に、高菜、レタスを植えています。高菜やサニーレタスは、葉だけをちぎって食べるとどんどん新しいが出てきますから、ずっと収穫できます。
 花好きは、やっぱり花自慢です。第三者には、自慢話は余り楽しくはないのですが、毎日ちょっとずつ変化していく花々の生長に付き合っていくと、なんだかとても優しい気持ちになれます。