田舎生活を堪能してきました

 3日〜9日まで、山口に帰ってきました。1ヶ月ぶりの田舎は、やはり、とてものどかで、緑が美しく、山のこぶしや山ツツジが満開でした。寒さを堪え忍んだ春の訪れ、大自然からまた沢山の元気をもらったような気がします。

 1ヶ月前にはどうなるかと心配した、96歳の母は2月の退院以来、すかり元気になり、むしろ若返ったのではないかと思うほど、とても元気でした。春に感謝です。

 朝は、もっぱら家周りや畑の雑草ひきに追われました。畑に植えていたかぶは、黄色い、きれいな花を咲かせていました。畑の周囲に母が植えていたラッパ水仙が何株も花をつけ美しく咲いているのをみると、面倒な草挽きもそれなりにやりがいのある仕事のように感じてしまいます。
 
 午後から車で40分かけて母のいるホームに通います。毎日持っていくお菓子に「おいしいねぇ。はじめて食べたよ。新製品かねぇ。」と喜ぶ母親の顔を見ているとこちらの方が幸せな気分になります。

 5日は、ぽかぽか陽気だったので、ホームで車いすを借り、母を花見に連れて行きました。ホームから車で10分ぐらい走ったところに錦帯橋があります。錦帯橋の桜は八分咲きくらいだったでしょうか、とてもきれいで、花好きの母にはとても印象深かったようです。大抵のことは、次の日になるとほとんど忘れている母ですが、錦帯橋での花見だけはずっと覚えているのが不思議でした。車いすに乗った母は、娘の頃、錦帯橋近くで奉公に行っていたときの思い出を話してくれました。のどかな春の一時でした。

 母と別れると、いつも夕方は、実家から10分ぐらいのところにある温泉に行きます。源泉かけ流しのお湯が売り物だけあり、とても温まり幸せな気分になります。特にこの時期は温泉につかりながら一面の桜が堪能できます。

 そして、いつものように幼なじみの友人K氏から、夕食のお誘いがかかります。3月の参加できなかった同窓会のDVDを見せてもらい、昔の思い出に浸る一時でした。懐かしい友の顔を見ながら自分も相応の歳を重ねているんだと、少し悲しい(?)感想を持ちました。