自分流「接待の仕方」



 今日は、昨年まで勤めていた職場の仲間が我が家にやってくる。20代から50代までの男女6名。退職以来、ほとんど会っていないが、懐かしい。
 人を迎入れるというのは、なかなか気を遣うことが多い。
 まずは、全員がくつろげるスペースを考えた。退職して製作したこたつ台とセットになるテーブルを作ることにした。杉板の集成材を天板に張り、必要のない時は分解できるようなテーブルをめざし、何とか一週間で完成させることができた。こたつと並べて置いてみると、どこかのお店の雰囲気が出てきたなあ…と自画自賛。娘曰く「ここまでやる?」
 次にお酒の用意、ビールに焼酎に日本酒…まあこれは買うだけだから簡単なこと。
 料理は、嫁さんが腕を振るってくれるらしい。私は、得意の”肉じゃが”と昨日から準備した「手作りこんにゃく」を今から完成させる予定である。こんにゃくの刺身は珍味には違いない。人がしないことを「これでもか!」とやりたがる悪い癖がまた出てきた。
 まあ、欲張ればきりがない。今日は、楽しいお酒が飲めそうだ。
私は、元来、年下の人に対して、偉そうにいうのは好きではない。黒子のようにどこかで何となく必要とされる存在になれればいいなと思っていた。ただ、これは他人が評価することで、それができていたかは私にはわからない。みんなで押しかけようと思ってもらうことが、少しうれしい。