母親の入院



96歳の母が入院ということで、田舎に帰ってきました。8日間の田舎生活でした。幸いなことに、今週、退院予定ということでホッとしました。
完全看護なので、別に付き添っていなければいけないわけではないのですが、カーテンで仕切られた病室の景色は殺風景で、高齢の母にとっては、色んな意味で気分転換をはかる必要があります。エンドレスに続く、たわいもない話を聞くことが私の仕事です。
幸いに食欲は旺盛で、いつも食事の時間を心待ちにしています。持ち込んだジュースやお菓子を美味しそうに平らげ、「いつ、ホームに帰れるかね」と毎回同じ質問を繰り返します。入院当初は、苦しそうだった呼吸も、鼻からの酸素の吸入でも少しずつ自然にできるようになってきました。
病院内は忙しく、ナースも色んな患者の対応に追われています。「大変な仕事」です。病室には、ノートパソコンが置かれ、データ入力が常に行われています。
 実家から病院までは、車で一時間かかります。昼食を済ませ病院に向かい、5時過ぎまで、病院で過ごし、1時間かけて実家に帰る繰り返し。帰宅したときはクタクタです。でも、母親のうれしそうな顔を思い浮かべると続けないわけにはいきません。
 今回も田舎に帰り、幼なじみのK氏に大変お世話になりました。毎回のように夕食に誘われ地元の情報を入手します。彼もひじょうに器用な人間で、先日は、お昼、「うどんを練っているので食べに来て」という連絡を受けました。こしのある美味しい手作りうどんに感動しました。「○○ちゃんもやってみたら」と作り方を伝授されました。またその気になりそうです。
 田舎生活で困るのは、ゴミの処理です。特に不燃物の処理。分別用の袋は町の3倍ぐらいの値段がします。誰の出したゴミか責任を持たせるために、袋には氏名を記入する欄があります。今回は家中の空き瓶と不要になった台所用品をまとめて自治会の倉庫に運びました。合計7袋、我が家のゴミだけで倉庫が半分埋まりました。
 まあ、そんなこんなで、昨日、車で4時間かけ、我が家に到着、今回の田舎生活を終えました。