いつもの会の旅

12,13日、いつもの仲間5人と1泊旅行に行ってきました。11月の第2土曜日、日曜を使っての旅も、今年で18年目を迎えました。近畿圏内はもちろん、四国、中国、車で行けるところは、ほとんど行きました。
 旅行をいつも企画してくれるのは、私とは13歳年下のO氏。彼からいつも1通の旅行企画書が届きます。知識豊富な彼は、いつもみんながあっと驚く場所を選択して、旅の企画をしてくれます。「旅行業者取り扱い云々」という資格を持つ彼は、歴史や地理に精通し行く先々の案内もしてくれます。
 最年長はDom氏でしたが、昨年4月、急性白血病で倒れ帰らぬ人になりました。それでもまだ一緒に出かけているような気がします。
 今、最年長は、70歳のON氏、かっては私の上司でしたが、気配りのできる最高の友人で、15年前、この会に加わっていただきました。絵画や書道の才ばかりか、生物や科学に精通し、野山に生える草花も彼に聞くとすぐに答えが返ってくるモノ知り博士です。
 あと1人は、私を「おとうさん」と慕う?12歳年下のI氏。話題豊富でいつも旅行を盛り上げてくれます。
今年は、私の学生時代の友人Y氏が都合がつかなかったので、私と一緒に退職したN氏をこの旅に誘いました。
★この旅行でいつもいただくON氏の描かれた、植物画です。 

 旅の初めは、兵庫県小野市にある「浄土寺」。浄土寺の本尊、木造阿弥陀如来及両脇侍立像は快慶の作で国宝に指定されています。近くにこんな素晴らしいものがあるとは知りませんでした。

 続いて、紅葉を求めて、丹波紅葉の名所、「石龕寺」(セキガンジ)(聖徳太子足利尊氏のゆかりの寺) 「高源寺」(丹波もみじ三山のひとつ。 中国杭州で修行した憎遠谿が開山。 本堂・三重搭・山門など見所が多く荘厳です。)を訪ねました。残念ながら紅葉は、このところの暖かさで、まだその美しさを目にする
ことはできませんでした。

 しばらく車を走らせ、和田山町にある日本一の山城として脚光を浴びている「竹田城跡」を訪れました。別名「虎臥城」と言われ、東西100mm、南北400mm、天守台の標高は353,7m、山名宗全が築城したといわれています。朝早く訪れると雲海が見られるそうです。石垣の凄さに感動します。

★ 少し遅く、「竹野海岸国民休暇村」に到着。料金の割に豪華な夕食をいただき、温泉につかり疲れをとります。そして、美味しいお酒を酌み交わし、旧交を温めます。

★ 朝、起きると雨が降っていました。温泉に浸かり、朝食。朝食後、年長のO氏が、所用で神戸に出発。
 遅めに宿舎を後に、新鮮な魚を求めて、香住に向かいます。各自、お土産をゲット。
 しばらく車を走らせ、お目当ての床瀬に到着。お店は、「谷間そば」昔ながらの田舎家をそのまま使ってお店をされてる、落ち着けるそば屋さんです。そばができるまで、いろりを囲んで「マツバ」(鳥ののど仏)やシイタケやヤマメを焼いて食べます。そして待ちに待った床瀬蕎麦を堪能しました。

 更に車を1時間走らせ、砥峰高原のススキの原を目指します。ここは、映画「ノルウェーの森」のロケ地になったところです。一面、ススキが広がり、夕日に照らされ、心が洗われるような、解放された気持ちになります。


 そして、1時間半、車を走らせ神戸に着き、いつもの旅は終わりました。今回も見どころいっぱい、充実した旅になりました。ちなみにO氏の素晴らしい企画で、旅行費用は15000円です。この旅の反省会として、忘年会の企画を私がします。